食生活におけるもう1つのバランス、それは「お通じ」。自然な排便のメカニズムが乱れると「便秘」になってしまい、様々な別のトラブルを引き起こしてしまいます。実は“女性の２人に１人は便秘”と言われていて、非常に身近な健康阻害要因なのです。
日本内科学会の定義では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」 となっています。便秘には大きく分けて「急性便秘」と「慢性便秘」があります。急性便秘には環境の変化などで一時的に起るものと、病気が原因でおこるものがあります。
慢性便秘には、やはり病気が原因でおこるものと、常習性のものがあります。よく問題になるのはこの慢性×常習タイプです。常習型はさらに、脳への排便命令が弱いために起る「直腸性」、ストレスや普段の疲れが原因で起こる「けいれん性」、運動不足などで腹筋の筋力が弱いために起る「弛緩性」にわかれます。
便秘の原因は様々ですが、朝食を抜くなどの「欠食」「食べ物の繊維不足」「水分不足」「タイミングを逃す/我慢する」「精神的ストレス」「運動不足」などが主なものとされています。こうして考えると、便秘は“生活習慣の乱れのサイン”といえそうですね。
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