靴文化で、足のトラブルが多かったヨーロッパでは、18世紀から「フットケア」を行ってきました。日本でもここ10年で足の健康に対する意識が高まっています。
中でも最近注目されている「リフレクソロジー」は、体の臓器や器官が反射投影された「反射区」を刺激することで、その部位の不調を解消する施術療法です。足の疲れ・むくみだけでなく、頭痛・肩こり・腰痛・便秘・肌荒れ・冷え性などにも効果があるとされています。
血液やリンパの流れを促進し、全身のエネルギー循環をよくするという考え方は「足ツボ治療」に似ていますが、ツボが体中に分布する点であるのに対し、反射区は10本のエネルギーラインでつながった広い範囲として捉えられています。
足に注目したケアとしては、他にも「足裏マッサージ」、デトックスの一種である「フットスパ」や「足湯」、また珍しいところでは、ヒトの古くなった角質を食べる習性がある魚のドクターフィッシュを使った「フィッシュセラピー」などがあります。昔ながらの「青竹踏み」のように自宅で手軽にできるものもあります。
いつも身体を支え続けてくれているまさに“縁の下の力持ち”である足の裏、たまにはゆっくりケアしてあげてくださいね。
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